実家にて(色んな人に読んでほしいです。)

 先日、実家に帰って、思うことを書きます。それは、私の事業にとっての原点であり、やり遂げなければいけないことだと思っています。

 私には、19歳になる双子で知的障害のある妹がいます。彼女達は、今実家の鳥取県米子市で作業所に通っています。先日、初めて妹が通う作業所に見学に行きました。そこでは、作業所で顔が死んだような人がたくさんいて、しかも、暇なのか、仕事がないのか、うろうろその辺を歩いていて仕事をしている職員の邪魔をしては、職員も嫌がっているというような状況でした。

 幸い妹は厨房の仕事があり、やっていましたが、うちの妹は非常に明るいのですが、彼女の明るい面が生かせているような仕事ではありませんでした。彼女達も実際に暇そうにしており、彼女達の可能性を引き出しているかというと、全くそんなことはない状況が繰り広げられていました。作業所自体が、障害のある人の行き場作りのために作られたもので、障害のある人の可能性を引き出すという本当の作業所の役割を果たしていない現状でした。そんな作業所で、彼女達が生活をしているというのが、ショックでした。(もちろん、ご多望にもれず、月給は2000円、5000円という状況です。)

 また、妹は比較的障害が軽く養護学校では、優秀と呼ばれる生徒のようです。しかし、企業への就職となると現在米子市自体で障害のない人でも働くのが厳しい状況で、かつ東京などと比べると、知的障害などの理解も少なく、企業で働くと、自信をなくして、1年〜3年でやめてしまうパターンが多く、家に閉じこもってしまう場合も多いようです。

 実際に、米子養護学校の過去5年の卒業生104名中、就職した卒業生で、企業に就職をしたのは、35%の36名であり、その36名のうち、離職したのは12名(3年以上勤務:2名、3年以内勤務:10名)で企業で働く3分の1が離職を経験しています。私の妹も企業で働くため、養護学校時代から企業へ研修に行ったようですが、鳥取県西部のジョブコーチなどの就労支援は充実しているとは言えず、企業へ定着することはできなかったようです。

 上記のような理由で、作業所では可能性を引き出せないし、かといって企業への就職は難しい養護学校を卒業した生徒のお母さんが立ち上がり、米子の中心街で喫茶店を経営しようという話がでています。そこで私は母親に、「せっかく喫茶店などを経営するのであれば、知的障害のある人が活躍している事例を集めるべきでは?」と話をし、スワンベーカリー、ココファーム、ユニクロ、パレット、ちばMDエコネット、どんぐりパン、さをり織りなど東京で自分が見てきた事例を説明しました。

 しかし、母親はそのような事例を全く知らず、本当に興味深く聞いてきました。米子という田舎では、そのような事例が集まらないのかと思いましたし、彼女達には、目の前のことが精一杯で情報を集める余裕のなさも感じました。そして、母親は「米子のことは、自分達で何とかする。それよりも、ココファームやスワン、ユニクロなどの情報をまわしてくれたほうがありがたい。」と話をしてくれました。また、お母さん達の集まりなので、マーケティングなどの経営の技術も知らず、事業の存続が難しいと感じています。

 だから、せっかく東京にいるし、東京で事例を集め、東京から地方など、これから何か知的障害のある人の事業をお手伝いすることを私ができないか?何かできないか?そう思いました。それを事業としてやろうと思っています。

 最近、障害のない人には、専門学校や大学など自分の夢をかなえるための支援があるが、障害のある人には、夢をかなえるための支援がないと感じています。それは、障害のある子どもが「花屋になりたい!」と言っても、障害があるために大学に入れないし、その子どもの最大の理解者である、母親が花屋になるためのノウハウを持っていないために、その子どもの夢が絶たれてしまうためだと思っています。

 だから、私がそのような人たちの支援を行い、障害があっても自分の夢を実現し、社会参加し、充実感のある人生を送ってほしいと思っています。そうすれば、障害のある子どもが生まれても、両親がショックを受けることのない社会になると思っていますし、「その人ができる事」に注目できる社会になると思っています。私の妹が働いている作業所のような状況を繰り返してはならないのです。

 ですから、私は、私の妹や母親の状況と同じような状況にいる人たちをつなぎ、全国各地に個人ベースでもまわりの支援者が知的障害のある人の可能性を伸ばす場所を作り出し、継続するための活動支援を行ないたいと思っています。

 その結果、日本中で障害のある人たちが社会で活躍する場所をたくさん作り出し、障害のある人が自分達のできることを思う存分に発揮し、障害者と呼ぶ人がいなくなる社会を実現したいと思っています。

 これを事業としてこれから実現しようと思っています。今運営しているノーマライゼーションねっとも運営方法を変更し、この事業の進捗をお知らせするブログに変更します。また、ブログを何個も持つのは大変なので、このブログも一緒にしようと思っています。

 色んな人にこの状況を知ってもらいたいと思います。よろしくお願いします。

PS:もちろん、やべっちの性格なので悲観していません。楽しくやろうと思っています♪

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 それでこそベッチ!!
お互いに頑張りましょうゾ☆

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こないだ「ガイアの夜明け」だったか「WBS」だったかでスワンベーカリーの特集してましたね。福祉と利潤、障害者と日本社会、難しいジャンルですよね。
まだヤベッチとは一度もお会いしておりませぬが!応援してます。

Hi やべっち
ETICのSAワークショップで知り合った南です。
自分も自閉症の療育施設で3年ボランティアしてて、高校卒業後の道については考えさせられていました。
今留学でアメリカに来てるのだけど、何かこっちでヒントになりそうな事があったら、微力ながら手伝わしてもらうよ。
お互いのフィールドでベストを尽くしましょう!!

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 こんばんは、やべっち☆

スタイル本当にお疲れ様でした!

やべっちの事業がこれからどんなふうに
進んでいくのかすごい楽しみです♪

いろいろカツを入れんといかん(大変な)場面もあるんかなぁとかも思いつつ、でも本当に楽しんでほしいなぁと影ながら思っています。

がんばってね☆

皆さん、どうもありがとう。

実はここ以外にも、Nねっとのブログを読んで、「まさに求めていた事業をされる」ということで、知らない人から応援メールをいただいたり、mixiで個別にメッセージをいただいたりしました。

本当に皆さんどうもありがとう。

こういうメッセージが力になり、事業が血となり肉になると思います。

本当に皆さんどうもありがとう。

同じ地方出身ということで、その状況がとてもわかる!と思い、
ちょっと長めにコメントさせていただきます。

地方から千葉に出てきて、一番感じたのは、
地方は「情報の機会の均等」という意味で、非常に遅れている、
差別されているといってもいいくらい、置いていかれている、ということでした。

学生によるNPOの活動についても、これまでは、
「強靭な体力と意志をもった人が活動する」
という状態だったのが、今では、
「大学で簡単に始められる」とか、
「周りにやっている人がたくさんいるから、自分もやってみようと思った」
のように、情報量の差が、その人の経験の差、ひいては可能性の差を生んでいるように思うんですよね。

周りにそういう活動の事例があれば、参考にできたり、
互いに協力したり、切磋琢磨して、新しい活動ができるんじゃないか、
と思うことが非常によくあります。
そのあたりの現状を踏まえずに、「地方はダメだ」とか、
「田舎はダメだ」「つまらない」みたいに話してしまうと、
何も始まらなくなってしまうのではないかと。

やべさんの事業、とても楽しみにしています。
私も、野望としては、将来、米子に帰ろうと思っているので、
そのときに、やべさんと良い仕事ができることを妄想しつつ。
頑張ってくださいー。
 

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自己紹介


矢辺卓哉(やべっち)

田舎で農業・電気通信工事士、東京で障害者雇用支援という田舎・東京を行き来する生活をしながら、エネルギーの地産地消、環境負荷の低い・企業だけに頼らない生き方を模索中。株式会社よりよく生きるプロジェクト代表取締役

「人生を味わいつくせる人を増やす」がミッション。

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