友達を選ぶということ

 こんなことを書くと友達が減りそうなわけですが(苦笑)、友達を選ぶということは非常に大切なことなのです。それを今からご紹介します。

 

人間は環境によって作られる。

という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。しかし、なぜ環境が人を育てるのでしょうか。

 人間が何かを達成するためには、

思考は現実化する

等言われるように、ビジョンが非常に大切です。それは大きければ大きいほどいいといわれます。これは、夢と置き換えてもいいかも知れません。しかし、人間にはビジョンがある人間とない人間がいます。なぜ、ビジョンがある人間とない人間が生まれるのでしょうか。つまり、ビジョンを作り出すにはある要素が必要なのです。

 そのある要素とは、ビリーフ、つまり思い込みです。


自分はできる。自分はやれる。これをやらなければいけない。

など、いかに自分にそのことを信じ込ませ、実行できるか。その思い込みがなければ、ビジョンは描けないのです。なぜなら、自分を信じることができなければ、ビジョンなど出てこないのです。しかし、ここでもまた「自分はできる。」と思い込める人間と思い込めない人間がいるのです。つまり、ビリーフを作り出すにはある要素が必要なのです。

 そのある要素とは、そう何を隠そう環境なのです。自分がどういう家庭環境で育ったのか、どう親に育てられてきたのか、周りにどういう友達がいるのか。それによって、「自分はできる」と思い込み、ビジョンを描けるかが変わってくるのです。

 例えば、両親に


お前はダメな子だ

と言われた子供が「自分はできる。」と思い込めるでしょうか?思い込めないからビジョンを描けないのです。なぜなら、実現できる自信がないのです。「自分はダメな子」だとインストールされてしまったため、自分を信じ込めないから、ビジョンが描けないのです。

 人間は生まれたときには、何もインストールされていない状態で生まれてくるそうです。他の動物は、生まれた際にどう生きるかプログラミングされており、例えば、シマウマ(?)なんかは、生まれたら1時間で歩くようにプログラミングされているのです。しかし、人間はどのように育つかは環境によって大きく変わってきます。

 話を友達に戻しましょう。じゃあなぜ、友達も選ぶ必要があるのでしょうか。それは、


ネガティブな力はポジティブな力の4倍の力を持っている

からです。例えば、1時間ネガティブな人と話をすると、自分をまたポジティブに戻すためには、4時間ポジティブな人と一緒にいる必要があるそうです。それだったら、ポジティブな人と付き合う必要があるのは明白です。

 ビル・クリントンやマザーテレサをコーチした、世界ナンバーワンコーチのアンソニー・ロビンスはこう言っています。


成功したければ、家族を愛し、友達を選べ。

 Merollis Chevroletに所属していた12年間、13,001台の車を小売価格で販売した新車セールスのギネス記録を持つ、ジョー・ジラードの面白いインタビューをお伝えします。

「私は一緒に仕事をする人とは誰とも食事をしません。なぜなら時間を無駄にしたくないからです。もしあなたに車が売れないのなら、あなたと食事はしない。あなたの家に行きたくもないし、私の家に来てほしくもない。セールスマン仲間がよく言ったものです。」

「あー、ジョー・ジラードは大物だから俺達なんかとはもう昼メシも一緒に食べたくないらしい。」

「私はいつも彼らにこう言います。『仲間どうしで食事をするなんて時間の無駄だよ。』」

「では、誰と食事をするのか?ジョージラードのためになる人と食事をするのです。銀行家、車のクレジットに関する権限を持っているような人たちのことです。もしかしたら顧客の信用が足りないかもしれない場合、銀行員とご飯を食べれば、彼らは『大丈夫。まかせて』と言ってくれます。」

「私が顧客サービス課にいたときには、メカニックとも食事をしました。彼らはサービスのときに私の顧客を助けてくれるからです。だから、私がそこにいたときとは成績がとてもよかったのです。私は月に一回メカニックを外に連れ出し、いいイタリアンレストランでワインや食事をおごったのです。彼らは私のことをとても慕ってくれました。さらにお客さんとも食事をしました。売れない時にでも他のお客さんをつれてきてくれる人達です。」

 実はぼくの父が同じような経験をしています。うちの親父は55歳で起業したのですが、起業する前はただのエンジニアだったのですが、飲みに行くと必ず取引先、後輩におごったそうです。それは、月にうん十万というお金が飛んだそうです。そんな親父を見て、うちの母親は、「子供4人を育てなきゃいけないし、長男は大学にも行く。お金を貯めなきゃいけないのに、なぜ、そんなことをするのか。」と泣いて訴えたそうです。しかし、うちの父親はそんなことを気にとめず(苦笑)、おごり続けたそうです。

 そして、55歳になって、起業するときにそんなことを続けていたから、みんなから「やべさん、やべさん」と慕われ、後輩はついてきてくれ、取引先が仕事をくれたそうです。「社長になったからいいものの、あのまま従業員のままだったら、今頃どうなってたか。(笑)」とうちの母親は笑って教えてくれました。

 成功するには、何かの犠牲も必要なのです。

 しかし、


友達は大切だし、犠牲にしたくない。

こう言う人もいるでしょう。

友達は愚痴を言いあえるよい仲間だ。

こう言う人もいるでしょう。

 しかし、私達は自分と同じレベルの友人と一緒にいても、例えそれがストレス解消になっても、高め合うことはできないのです。自分を高め、本当に人生に成功し、何かをやり遂げたいと思ったら、自分より高いレベルにいる人と接し、刺激を得たりすることが大切なのです。結局、愚痴を言い合っても、何も解決しないのです。

 実際に、社会起業家フォーラムの田坂広志氏はこう言っています。(STYLE2004の際に聞いたもので、正確ではないのですが、ご了承下さい。)


もし、友人、同僚というものに定義があるのなら、それは「また頂上で会おう。」ということである。

 つまり、何かを達成したり、成功するまでは、尊敬できる人、自分に何かをもたらしてくれる人と接していなさい。その期間、友達と会えないかもしれない。しかし、残念ながら、成功するには、友達と一緒にいるよりも、尊敬できる人、自分に何かをもたらしてくれる人と接する方が成功は早いのです。だったら、友達同士、何かを達成し、成功し、お互い頂上に登ったときにまた会えばいいじゃないか。

 それが友達の定義だと田坂氏は言っているとぼくは思っています。それが本当の友達なのではないかと思うのです。最近、友達から連絡がないということは、その友達が何かに挑戦している証なのかもしれません。

 長々と書きましたが、何かをやり遂げたいと思ったら、自分の環境を整備すること。そのために、多少の友達関係が希薄になったとしてもそれは仕方のないことなのです。しかし、一生の別れではありません。だって、友達とはまた頂上で会えばいいのですから。

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? 「頂上で会う友だち」とそうでない「友だち」。 from 大野圭司は周防大島人(油田ーズ)周防大島キラリン★ステーション〓周防大島人の生活スタイルを大野圭司が生中継しています。周防大島の20代の新しい島シゴトづくり
おはようございます。 まずは、友だちの矢辺ちゃんの記事をご覧ください。 友達を選ぶということ http://www.normalization-net.com/... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2004年11月17日 08:41

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矢辺卓哉(やべっち)

田舎で農業・電気通信工事士、東京で障害者雇用支援という田舎・東京を行き来する生活をしながら、エネルギーの地産地消、環境負荷の低い・企業だけに頼らない生き方を模索中。株式会社よりよく生きるプロジェクト代表取締役

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