「アバウト・ア・ボーイ」を見た。

 先日のエントリーで書いた同居人にあげたDVDである「アバウト・ア・ボーイ」を先日1人でひっそりと見てみました。

 物語は、ヒュー・グラント演じる親父か祖父が作ったヒット曲の印税で食っていける仕事をしたことがなく、「人は孤島だ」と考える男が、とあることがきっかけで子供と接することになり、その子供の純粋さから、心を開き、ある女性に恋をし、人生とはどういうものなのか気付いていくという話です。

 その男がある女性に恋をしたとき、彼はこう言います。

 「Blank.(空っぽだ)」

 今まで仕事もしたことがなく、人生は1コマ30分と考える男が、本気で好きになった人と話をしたときに、自分はなんて「空っぽ」なんだと気付くのです。自分の人生がいかに苦しさもなければ、楽しさもないと気付くのです。これはぼくの心に響きました。

 これがなぜ、ぼくに響いたのか。それはぼくも「空っぽ」だからです。会社ではぼくは一番年下だし、話する人は年上ばかりだし、合コンも年上ばっかりだし、そんな人たちと接しているとぼくはすごく「空っぽ」な人間だと気付かされます。

 彼らとぼくは何が違うのか。それは会社の先輩の言葉を借りれば、「突き抜けているか」ということです。「突き抜ける」というのは、自分が時間を忘れて、夢中になることをどれくらい行い、どれくらいそれを考え抜き、それを意識し、生活し、仕事をするかということです。それは自分が夢中になることができるものなので、誰からも急かされるものでもなく、自主的にそれを行います。逆に自分がわかっていない人は、世間に流され、いやいやながら仕事をすることになるのです。

 ぼくはしっかりと仕事をしてきているつもりです。それなりに目標もこなしてきています。しかし、正直なところ、本当に仕事に対して満足感があるかというと、「?」です。「もっとできるんじゃないか」「もっと達成感を感じたい!」とどんなに目標を達成してもそう考えています。それは本当に自分が求めているもの、夢中になることが自分で理解できていないのです。

 「突き抜ける」ことができた人間は、その突き抜けた境地から、自分の言葉で、体でその人でしかわからない表現を使います。その人だけにしか見えない世界が見えるのです。それがその人の味になり、人柄になり、風格になり、自信になり、ギャップにもつながるのです。

 そう考えると、ぼくにはその「突き抜けた」ものがまだない。まだまだ自信を持って、これが自分の持ち味です!と自信を持って言えるものがない。ぼくの自信は表面上のものであって、根拠のない自信であって、心の底から湧き出る自信ではない。本当に自分は「空っぽ」なんだと。

 女性はぼくの感覚では、どこか寂しさを感じている女性が多いと思っている。確かに過去、好きになった年上の女性は、寂しさを感じている人だったが、ぼくが「空っぽ」だったためにその寂しさを埋めてあげることができなかった。実際振られた。(笑)今回も振られそう。(笑)

 男の器、本当の自信って、いかに「突き抜ける」経験をするかなんじゃないかって思う。そういうところに女性って、男の魅力を感じるんじゃないかな。ぼくは自分が夢中になったものをもう一度思い出し、「突き抜ける」経験をするため、もう一歩大人になるために、ここで今自分を振り返りたいと思う。

 どういう自分が一番輝いているのか?
 周りの人がどういう風に自分を見て、評価してくれているのか?

 自分の中で多少の答えは出ているが、この土日にでも振り返ってみたい。自分が心からなりたい自分はどんな自分か。なりたい自分になるためにはどうするべきか。何が障害になっているのか。

 同じ失敗はしたくない。神様は、いくら望んでも、その人の実力程度のものしか与えてくれない。だったら、得たいものを得るために、ぼくは少しでも「空っぽ」な自分を埋めていきたい。

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矢辺卓哉(やべっち)

田舎で農業・電気通信工事士、東京で障害者雇用支援という田舎・東京を行き来する生活をしながら、エネルギーの地産地消、環境負荷の低い・企業だけに頼らない生き方を模索中。株式会社よりよく生きるプロジェクト代表取締役

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