【感想】「沈まぬ太陽」(ネタバレなし)

 Twitterでは、かなり書いているのですが、映画「沈まぬ太陽」を先週末に見てきました。結論から言うと、全日本人に見てほしいと思う映画だった。

 渡辺謙が自ら恩地の役を射止めるために、山崎豊子に直接アプローチしたとのこと。そして、公開初日には映画の公開に対して、号泣。そして、私は映画の最中に3回号泣。「魂が、震える」というキャッチコピーも伊達じゃない。今は「魂が、震える」という言葉を見るだけで、感極まってしまう。

 ただただ、恩地(主人公)の信念を曲げない姿に感動し、今この映画がこのタイミングで放送されることに運命を感じる。3時間22分(途中10分休憩)と数多く上映できない映画だからこそ、多くの人に見てほしい。

 今回は、恩地の信念を曲げない姿と、今この映画がこのタイミングで放送される運命について書いていきたい。

 今回の映画で一番感じて、大切だと思うことは、責任感からくる信念、力強さだ。

 どんな会社の圧力や不遇にあったとしても、責任感から自分の信念を貫く。今の時代であれば、そこまで我慢して、何の見返りがあるのか、考えてしまう。でも、彼は見返りなどではなく、自分の心にまっすぐであることを優先するのだ。

 今の時代、政治も会社も癒着、裏金など理不尽なことばかりだ。正しいことを言うと、「理想」でスルーされる。でも、どんな不遇にあったとしても、自分のできること・役割を最大限行いながら、自分の正しいと思うことを姿勢を通じて貫き通す。

 今の日本は会社も世の中も理不尽なことが多い。それを変えたいから、民主党への政権交代が起こったのだろう。

でも、個人でできることって何だろうか。

政治から世の中が変わることを待つのか?
誰かが世の中を変えることを待つのか?
社長が会社を変えてくれるまで待つのか?

その答えを今回の映画で恩地が見せてくれている。

 それは、今仮に不幸であったとしても、理不尽な事を感じたとしても、
 自分のできること・役割を最大限行いながら、自分の正しいと思うことを姿勢を通じて貫き通す
 ではないか、と思っている。私はその姿勢に感動した。

 今回の映画については、フィクションだと否定する人がいるが、否定して映画に集中できないのは本当にもったいない。フィクション云々と否定する前に、恩地の生き方、考え方をみんなで議論するほうがよっぽど前向きだと思うし、建設的だ。 

 少しでも会社や世の中を良くしたいと思う人であれば、ぜひみてほしいし、自分の仕事観、人生観を作る上でも非常に役に立つ。お子さんも見たら、誰が悪人で善人かわかるだろう。(小さい頃からこういう教育は必要かも)

 私は今週もう一度この映画を観る。それくらい多く上映され、ロングランすることを祈っている。

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矢辺卓哉(やべっち)

田舎で農業・電気通信工事士、東京で障害者雇用支援という田舎・東京を行き来する生活をしながら、エネルギーの地産地消、環境負荷の低い・企業だけに頼らない生き方を模索中。株式会社よりよく生きるプロジェクト代表取締役

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