今年の抱負は「捨てること」です

 明けましておめでとうございます。先日のエントリーは、本当にさっくりと簡単に今年の抱負を述べましたが、先日のエントリーを書いた次の日の3日に衝撃の出会いもあったため、そのことも合わせて、具体的に今日は今年の抱負を述べたいと思います。

 今年の抱負は、タイトルにもある通り、「捨てること」です。捨てると言っても物ではない。物ではなく、自分の甘えやくだらない欲です。こう考えるきっかけとなったのは、3日にある人に会ったことがきっかけでした。

 3日にあった方とは、とある会社で人事部長を任されている方です。弊社にお問い合わせいただき、仲の良い営業担当がお会いし、一緒に障害者雇用を変えていきたいとお話いただきました。あまりにもその実現したい世界観が大きい。そして、考え方が私と似ているということで、もう1名、弊社の社員と3名でお会いしたのです。

 その中で、たまたま2人で話す機会があり、突然こう聞かれました。

矢辺くんは何のために働いているの?

 そのとき、私はこう答えました。

誰しもが生きる意義を感じられる日本を実現するために働いています。
うつも自殺もいじめも殺人も人生を生きる意義を感じられていないから起こると思うのです。
だから、障害者雇用を通じて、生きる意義を感じられる日本を実現したいです。

 そして彼はこう言いました。

それに命掛けられる?

 私は一瞬ドキッとしたものの、「はい」と答えました。この答えは嘘偽りなく、私の本心です。これが明日実現できるのであれば、私は明日死んでも構わない。

 彼も日本を変えたいと思っている。これからは同志として、やっていこうとお話いただきました。その後、飲みながら、彼の人生観や人事として、上司としての考え方、仕事に対する熱意をお聞きしました。すべてが私より考え方が大きく、実践していらっしゃる。

 こんな席の中で、今回の「捨てること」という話題になった。とにかく何かを捨てないと人は強くなれない。捨てたものを慮り、それを大切にして、大志を実現する。だからこそ覚悟できるのだ、と。

 例えば、東京に出てきた。いつでも親の死に目に会えるようにと言い訳しながら適当に仕事をする人。親の死に目に会えなくても大志を実現しようと本気で仕事をする人。どちらが覚悟できているのだろうか。しかも、親は大志を実現しようとする子供と親の死に目に会えるようにと言い訳する子供とどちらを望むだろうか。東京に出てきている時点で親の死に目には会えないと覚悟しなくてはいけないのだ。

 閑話休題。

 ちなみに、彼の上司感が素晴らしい。

 ・部下はいつ抜けてもいいように、上司は部下の仕事を理解しなくてはいけない。
 ・上司は常に自分の仕事を6時間で終わらせ、部下が何かあったときのために、残り2時間を部下のために残しておく。部下が抜けたら、部下が8時間で行う仕事を2時間で終わらせる。

 これが上司の覚悟だ、と。

 それはさて置き、私の中にどこかに甘えが見えたようだ。「さぁ何を捨てる」という話になった。私は、親に感謝しているので、いつかは実家に帰りたいと思っていた。しかし、今回の捨てる話を聞いたときに、正月に実家に帰ったときに親父にも言われたのだが、「何かあれば実家に帰れば・・・」という甘えがあった。

 しかし、前述のようにそれでは何も覚悟できていないと思った。だから私は親の死に目には会えなくてもよい、本当に大志を実現したら実家に戻ると決めた。きっと親も東京に自分を送り出したときにきっとそれくらいの覚悟で送り出しているはずだ。

 そして、私にはもう1つ捨てなくてはいけないものがあった。「他人から良く見られたい」「他人に認められたい」「他人に負けたくない」という欲だ。これは、心当たりがあって、幼稚園の頃に同じクラスの女子にいじめられたことがあった。ここから私は、「他人にはなめられちゃいけない」「負けちゃいけない」「良く見られたい」「認められたい」という欲ができたと考えている。

 「負けちゃいけない」「認められたい」というのは、一方で考えるといい点が多いように思う。自分もここがあったから努力してこれたと思う。しかし、これは他人からしたら自分を無理やり努力させているようで痛々しいのだと思う。不自然と言うか。また、それ以上に「認められたい」「他人から良く見られたい」と思っている以上、本当にいい仕事はできない。それは結局自分のためだから。そんな仕事では誰にも評価されない。

 だから、「幼稚園の頃のいじめられた自分になんて声を掛けてあげるか?」と聞かれたときに、「今のままでいい」と答えた。そう、人は今のままでいいのだ。認められたい、良く見られたいという欲を捨てたときに本当によい仕事ができる。

 だから、私の今年の抱負は「捨てること」なのです。

 そして、私が働く理由。それは、「誰しもが生きる意義を感じる日本を実現する」ためです。だから、私は、「誰しもが生きる意義を感じる日本を実現するため」のきっかけになること以外は捨てなくてはいけない。私は普通のサラリーマンで終わりたくないし、傲慢と思われるかも知れないが、終わってはいけないのです。

 だからこそ、私は捨てる。そして、今年は日本を変えるための一歩にする。

 これが、私の今年の抱負です。

追伸:
 「出会いが人生を加速させる」「出会いに偶然はない」は私のモットーです。

 今回の出会いも本当に理由があったことだと思います。実際に「誰しもが生きる意義を感じる日本を実現する」という言葉が自分の中で落ちてきたのは、11月から12月にかけてでした。もし、この思いが2月に出てきていたら、今回の出会いもなかったかもしれません。

 本当に素敵な出会いに感謝です。

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矢辺卓哉(やべっち)

田舎で農業・電気通信工事士、東京で障害者雇用支援という田舎・東京を行き来する生活をしながら、エネルギーの地産地消、環境負荷の低い・企業だけに頼らない生き方を模索中。株式会社よりよく生きるプロジェクト代表取締役

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