2010年12月アーカイブ

 「なぜ障害のある人をなぜ採用しなくてはいけないのか?」

 皆さんはこの問いにどうお答えになるだろうか。

 少し想像してほしい。健常者より作業スピードが遅く、体調も安定しない。なのに給料は健常者と同じ。普通に考えて、残念ながらこのような人材を採用したいと思う人は少ないのではないだろうか。

 だからこそ、国は障害者雇用促進法を作り、企業に雇用率という縛りをつけて企業が障害のある人の採用を増やすように力を入れてきた。

 その施策は大きな効果を出した。実際に1000名以上の大手企業の平均雇用率は現在1.8%を超えた。しかし、障害者雇用を通じて聞いてきた多くの会社の本音はどうだったか。

 「雇用率があるから採用した」。

 ここにこそ障害者雇用の本質的な問題が隠れている。「雇用率ありき」で社員の本当の幸せを考えずに採用するから不幸が起こる。実際に採用したものの、現場では障害の配慮がなされない、理解されずに辞めてしまう人を見てきた。

 しかし、「雇用率があったから」こそ、障害のある人の雇用は進んできた。一方で「雇用率ありき」の採用方針であるから社員が幸せになれないこともある。

 であるならば、「雇用率ありき」この考え方が今限界を迎えているのではないだろうか。

 これからの障害者雇用に必要なのは、「何のために障害のある人を採用するのか」という本質的な問いであり、障害のある人を採用する明確な軸が必要なのである。今日はこのことについて、お伝えしていきたい。

自己紹介


矢辺卓哉(やべっち)

田舎で農業・電気通信工事士、東京で障害者雇用支援という田舎・東京を行き来する生活をしながら、エネルギーの地産地消、環境負荷の低い・企業だけに頼らない生き方を模索中。株式会社よりよく生きるプロジェクト代表取締役

「人生を味わいつくせる人を増やす」がミッション。

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