自分がぬくぬくと電気を使っていたら原発はなくならない〜電気工事業に携わって原発について感じたこと〜

 前回お伝えしていたとおり、実家の鳥取県米子市に戻りました。今は父親の会社にて、3月中はアルバイトとして働き始めました。

 とりあえず今週3日間は研修ということで、電気工事に関する研修でした。電気工事と言うと、家の中の配線(電柱から家庭内のコンセント設置など)を思い浮かべるかもしれませんが、うちの会社はそれよりも、「水力・風力・火力・今は止まっているけど原子力の発電所(電気を作るところ)〜変電所(発電所から家庭用電圧に変換する場所)〜電柱(変電所から各家庭に電気を配る柱)」の仕事がメインです。なので、もともと私が興味を持っていたところに触れられる機会ということがわかりました。

 この研修を受ける中で、原発に関して、思うことがありブログを書くことにしました。

 研修を受ける中で思ったことは、電気に関わる人達の人々の生活に欠かせない電気をつなげ・守るという誇りです。

 我々は電気に依存をして生きています。ボタンを押せがお湯が沸き、夏の暑さをしのげます。スマホも電気がなければ立ち上げることもできません。もはや我々は電気がなければ生きていけないと言ってよいと思います。

 電気に関係する人たちは、感電や高所からの転倒などの身の危険に自らを晒しながら、我々になくてはならない電気をつなげ・守ることを仕事にしています。お金のために働いていたり、この仕事しかなかったという人もいるかもしれませんが、それでもです。

 一方で我々、電気消費者はどうでしょうか。

 中国地方の原子力発電所は、昭和49年に島根原発1号機ができ、この1号機で島根県・鳥取県全域の電気消費をまかなっていたそうです。その後、この1号機では電気消費をまかなえなくなり、2号機ができます。そして、瀬戸内海沿いにある火力発電所が老朽化するにあたり、3号機を作りその火力発電所を止め、中国地方の電気消費量をこの島根原発が担うことになる予定だったそうですが、現在は3号機の建設が止まっているため瀬戸内海沿いの老朽化した火力発電所を使っているそうです。

 つまり、原発とは我々電気消費者の要望に答える形で増えていったと言わざるを得ません。我々の生活スタイルにしたがって原発ができたのです。原発は、電気消費量が増える時代の中で安価に安定供給できる夢のような発電所だったのでしょう。

 私は、原発を肯定するわけではありません。もちろん原発はない方がよい。それは今でも意見は変わりません。

 であるならばどうすればよいか。

 まずは我々の今の生活スタイルでは、原発がなければ生きていけないことを自覚することです。そして、今の生活スタイルを変えることです。今の生活スタイルを続ける限り、原発はなくなりません。なぜなら必要だからです。

 電力会社を始め、電気工事に携わる人々は、我々の生活スタイルの変化に合わせ、危険と隣り合わせで電気を各家庭に届けられるよう精一杯の努力をしていることが、今回分かりました。

 次は消費者の番なのではないでしょうか。本当に原発を無くしたいなら、消費者が今の生活スタイルを変える覚悟を持つことが大切です。電気があれば何不自由のない今の生活を変えていく覚悟です。

 どうすれば少ない電気で今の豊かさを享受できる生活スタイルが実現できるのか?それは今の私には答えがありませんし、それが提案できるようになりたいです。

 このように原発は我々の要請によって出来上がったものであり、今なお必要なものです。なくしたいのであれば、何不自由のない自分の生活スタイルを変える覚悟が必要であることを自戒を込めて、伝えたいと思います。

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