【Part.4】障害者雇用の実態とその解決策について

しかし、確かに戦力となる優秀な障害者はめったにいません。
であれば、現状、どのように障害者採用を行うべきなのでしょうか。
必要なことは、「こんな人を採用したい!」というメッセージを発信し続けることです。
それ以上でもそれ以下でもありません。
新卒採用を考えてみてください。
新卒がほしい会社は、こんな会社です!とPRし、こんな新卒がほしい!と新卒市場にメッセージを伝え続けます。
それが何年も続くから、「新卒採用を行う会社」という認知ができて、新卒が採用できるようになるのです。
こと障害者採用となるとこの作業を行わない会社が非常に多い。
そして、コストを掛けない会社が多い。
障害者市場において、働いている障害者は75万人。
そのうち、1年間で転職をした人は4万人。その中で働き盛りの20代?30代は、18%の約1.5万人と言われています。
そもそも健常者よりも働いている障害者は、ものすごく少ないのです。
簡単に採用できるわけがありません。だからこそ、コストを掛けて、「こんな人を採用したい!」というメッセージを発信し続けることが必要なのです。
そもそも少ない障害者。そしたら、いつまでたっても雇用率達成できないじゃないか?とお思いの方も多いと思います。
その通りです。この考えだけでは、現状の制度では、雇用率を達成することができません。企業名も公表されてしまうかもしれません。
だから、今企業側の姿勢として、理想と現実を考えることが必要なのです。
つまり、理想とは、「こんな人を採用したい!」という考え方。
現実とは、「経験、障害に合わせてポジションを準備します」という考え方。
この二つの視点で障害者採用を行わなければいけない。
理想だけでもダメだし、現実の考えだけでも、「障害者=できない」という考えは払拭できないし、本当に戦力となる障害者を採用することはできない。
企業として、この2つの考え方が必要なのです。
じゃあ、メッセージはどこで出していけばいいのか。
それは、うちの会社を使うことです。(笑)
冗談はさておき、うちの会社はそれを本当に考えて仕事をしています。
本気で障害者採用を考え、取り組んでいます。
だからこそ、前述の先輩から新卒へのメールがあったんです。
先輩はインテリジェンス出身です。この業界に入ってきて、非常に不思議に思ったことがあるそうです。
Part.5に続く・・・

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