講談社 (2004/01/27)
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とても参考になった
視点は相変わらず面白い、ただし内容はいまいち
分厚いけれどすぐ読めました
これは友人から彼女と別れた際に仕事と家庭はつながっているものだということで紹介していただいた本です。かなり前に読み終わっていたのですが、レビューが遅くなりました。
個人的には本を読んでも仕事と家庭がつながっているということがあまり理解できなかったのですが、経営にあたり成功者のパターン化は非常に優秀だと思いました。「そんなパターンなんかあるわけないだろう」という思いを払拭してくれ、かつ重要なノウハウやヒントも隠されていた。とにかく、自分が起業したらという方向と今の会社を当てはめて読み続けていました。
ノウハウ、有効なツールとしては、クッシュ・ボールとクレドは非常に有効だと思いました。社員に社訓を意識付けし、社員を前向きにする方法としては最適でしょう。今の会社の状況では必要ないと思いますが、今後社員が増えたり、自分が人の上に立つときはぜひ使いたい手法です。
また、成長カーブという経営を多少かじった人であれば知っている、導入期、成長期、成熟期というそれぞれの状況において起こりうる問題やそれに対する対処法まで書かれています。この対処法を知っているのと知らないのでは大きな差がつくと思います。
そして、この本を読んで思ったのはうちの会社のことがまさに書いてあると思いました。市場が成熟した人材紹介でも障害のある人に特化し、成功しているところ。まさに主人公がマルチリンガルのWeb作成をはじめたように。そして今、うちの会社は成長期の真っ最中であり、他社を寄せ付けない勢いで成長しています。それと同じくサービスの確立を急いで行っているところでもあります。そして、サービスの確立だけではなく、社内の体制や制度も社長を筆頭に人を雇用して充実させつつあります。
ぼくも自分の仕事はもちろんしっかりやりながら、この本に書いてあることを参考にして社長の目線からも会社を眺め、会社が成功するパターンをしっかり目に焼き付けたいと思います。もちろん、本に書いてある失敗例を犯しそうになったら、ぼくなりに発言ができればと思います。
そして、仕事と家庭のことですが、いまいちまだぼくには実感がわきません。仕事がうまくいきだすと家庭不和になる。家庭の歪みは家庭の一番弱い子供を通じて表れるようです。
しかし、その対処法は「仕事がうまくいきだしたときに家族と一緒に過ごす」ということしか書かれていなかったような。それだけで家庭不和が収まるんでしょうか。また、なぜ仕事がうまくいくと家庭が不和になるのか。その後なぜ改定の歪みが子供を通じて表れるのか。「心理カウンセリングの世界では当たり前の話だよ。」で流されていまいち書かれていなかった。
ここの家庭の部分は、まぁ自分が家庭を持っていないので(笑)、実感としてわからないのかも知れないのですが、この本を読んだ人でもわかる人は教えてください。
ということで、ビジネス本としては非常に優秀だと思います。管理職の人、起業家、これから起業する人、ぜひ1度読まれることをオススメします。神田昌典の本はホントに素敵です。
そして、家庭の件、わかる人教えてくれー。