そう言えば、今オフィスを間借りさせていただいているアンドスタッフもやっているコミュニティケア活動支援センター(通称コムケア)のことを全然紹介していなかったし、コムケアが来週から資金助成プログラムをスタートさせるので、ここで紹介したいと思います。
コムケアは、事務局長の佐藤修さんを中心とした団体ですが、2つのキーワードがあります。以下は、HPより引用です。
1.大きな福祉
社会にあるさまざまな問題を、みんなが自分の問題として共有化し(つまり当事者になって)、みんなが知恵と汗を出しあいながら、みんなにとっての新しい価値(積極的な解決策)を創出していくこと。福祉というと、介護や高齢者問題など、特別の問題をイメージしがちですが、私たちの生活や社会はさまざまなものが複雑に絡みあっています。ですから、個々の問題ごとに解決していくと同時に、それらをつなげていくことが必要です。
2.コミュニティケア
コミュニティケアという言葉は、一般的には、「さまざまなハンディをもつ人々を、隔離された施設でではなく、地域社会の中で、自立した生活が送れるように支援しようとする考え方」とされていますが、私たちはもっと広義に捉え、「お互いに気遣い合いながら、放っておけないことに対して、それぞれが出来る範囲で汗と知恵を出しあうこと」と考えています。コミュニティとは「重荷を背負いあった人間のつながり」ですが、私たちは最近、重荷を背負いあう関係を捨ててきたように思います。しかし、重いので捨ててしまった重荷の中に、実はとても大事な宝物があったのかもしれません。そんな思いもあって、改めて重荷を共有する、人と人のつながりを大事にしていきたいと考えています。
これがコムケアの理念的なもので、これを中心に資金助成などを行い、地域活性化、NPOとNPOのつながりを目指している団体です。
ぼくは、この考えの中で、非常に気に入っている点があります。それは、
私たちは最近、重荷を背負いあう関係を捨ててきたように思います。しかし、重いので捨ててしまった重荷の中に、実はとても大事な宝物があったのかもしれません。
という点です。
つまり、我々は、めんどくさい地域との関わりや付き合いを無くしていった結果、地域との接点がないために、困ったときに助けてくれる人がいない、などの弊害を被るようになったのではないでしょうか?
それは、何しも地域活性という面だけではなく、障害を持って生きる、年を取るということも含まれてくるのでしょう。地域でお互いがお互いを助け合う。それは、確かに重荷かもしれません。しかし、その重荷の中にこそ、お互いを助け合い、自分が助けてほしいときに助けてもらうという、大切なものがある気がしています。
そして、このコムケアが新しいプロジェクト起こしを支援する資金助成プログラムを募集します。地域活性のNPOされている方々、新しいプロジェクトを考えている方、ぜひ募集してください。
詳細は、まだ出ていませんが、こちらに掲載してあります。来週くらいには、掲載される予定です。
今後もこのコムケアの話題は出てくると思いますし、皆様ちょっと頭の片隅にでも置いておいていただければと思います。よろしくお願いします。