二人の石切り職人

 ちょっと前のエントリーの「雑用」がなんだか人気だったようなので、調子に乗って、ぼくの好きな社会起業家フォーラムの田坂広志さんの有名な「二人の石切り職人」の話を紹介したいと思います。

二人の石切り職人
旅人が、ある町を通りかかりました。
その町では、新しい教会が建設されているところであり、
建設現場では、二人の石切り職人が働いていました。
その仕事に興味を持った旅人は、
一人の石切り職人に聞きました。
あなたは、何をしているのですか。
その問いに対して、石切り職人は、
不愉快そうな表情を浮かべ、
ぶっきらぼうに答えました。
このいまいましい石を切るために、
悪戦苦闘しているのさ。
そこで、旅人は、もう一人の石切り職人に
同じことを聞きました。
すると、その石切り職人は、
表情を輝かせ、生き生きとした声で、
こう答えたのです。
ええ、いま、私は、
多くの人々の心の安らぎの場となる
素晴らしい教会を造っているのです。
どのような仕事をしているか。
それが、我々の「仕事の価値」を定めるのではありません。
その仕事の彼方に、何を見つめているか。
それが、我々の「仕事の価値」を定めるのです。
社会起業家フォーラムのビジョン
2003年7月1日
社会起業家フォーラム
代表
田坂広志
http://www.jsef.jp/about/index.shtml

 ナオたんも言っていたけど、雑用でも何でもその仕事の先に、喜ぶ人やお客さんが見えているかどうかが大切だと思うんです。実際にぼくもあの雑用でもその先に「市民活動でがんばっている人に届いてほしい」という思いがあり、そういう人がこの助成金プログラムに応募してほしいと言う先が見えていました。
 ただ、この仕事を雑用と見るか、その先を見るかで全然違っているのだと思います。今やっている仕事の先に、何かが見えなかったら、その仕事は、何の価値もないのではないでしょうか。
 そして、田坂さんの言葉でうる覚えですが、印象的だったのがあります。

社会起業家とは、何か特別なことをする人ではない。「その仕事の彼方に、何を見つめているか。 」それさえ見えていれば、立派な社会起業家であると私は思う。

 どんな仕事でも誇りを持って、そして、その仕事の先の喜ぶ人の顔を考えながら、仕事をしたいと思う。それが本当の社会起業家だろう。

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