こいのぼりから見えた地域で管理するコモンという考え方

長男が生まれてはじめての端午の節句だったので、こいのぼりを買った。

屋根より低いこいのぼり

「屋根より高いこいのぼり〜♪」と娘は歌うが、残念ながら屋根より低い。

手間や周辺事情を考えるとやむなしだけど、ちょっと悲しい。でも、少しでも親にやってもらったことを子どもにもしてあげたいと思う。

で、こいのぼりを出していたら、お隣さんに声を掛けられた。「こいのぼりいいですね、うちは出せないし、楽しませてもらいます」と。あぁこれが地域で管理するコモンという考え方なんだと気付いた。

きっと昔はこいのぼりだけではなく、自分たちだけで買えない・管理できないものについて、地域で共同購入し、地域で共同管理していたのではないだろうか。そこから地域で繋がりができて、地域のコミュニケーションができあがる。

しかし、今はお金を出せば、こいのぼりなど、多少高価なものでも買える。だから、地域みんなで買って、共同管理するという考えが生まれない。

一家族で安全・快適・便利の中に閉じこもるのではなく、もっと地域に手間を増やして地域のコミュニケーションを復活させる。そういう考えをしたいと思う。

例えば、こいのぼりであれば、自治会で共同購入・管理し、地域の子ども達の名前を書いた屋根より高いこいのぼりを1箇所でいいので揚げる。これで、地域の手間が増えて、「屋根より高いこいのぼり」の出来上がりw

と思っていたところに、こんな記事を見つけた。

屋根より低い⁉ 令和の「こいのぼり」事情 サイズダウンの傾向 託す思いは変わらず… 孫に「こいのぼり動画」送る祖父も
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc06f083e99b1e66b33d4c203d58679ce519c8ca?

やっぱり、「屋根より低いこいのぼり」が増えているみたい。で、最後にある公園にあげる「屋根より高いこいのぼり」。こういうことにプラスして、地域の親・子どもたちを巻き込んだ「屋根より高いこいのぼり」をやりたいと思った。

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