今日から突如始まりました、サラリーマンのための起業準備講座。
私が苦労したことを少しでも他人にシェアしたいという気持ちで始めるでござる。
第1回目は、ベストな起業のタイミングについて、お伝えしたいと思います。
私からのアドバイスは、
自分がやろうとしている事業のステージを見極めろ
と言うことです。
どういうことかというと、自分がやろうとしている事業は、既に困った人がいて、その困ったことに対する解決策(自社からすればサービス提供)に対して、困った当事者に同意が既に取れている事業であれば、その事業は、すぐに始めた方が良いです。
しかし、多くのビジネスはそうではありません。ソーシャルビジネスは特に。だからこそ、
・自分の事業の対象者は困っているか?
・困っていることに対しての解決策への合意が取れているか?
それを見極めることがとても大事です。
その段階は、3つあると考えています。
1st:こうであった方が良いはずだという理想はあるが、困った人がいない
2nd:困った人はいるが、困っていることに対する解決策への同意がない
3rd:既に困った人がいて、困っていることに対する解決策への同意がある
1stステージの場合は、起業したとしても、需要の喚起から始める必要があります。実感としては、2年〜3年は掛かると思います。
特にソーシャルビジネスと言われる分野は、1stステージが多いと思います。本人がニーズに気付いていない・本当は困っている・もしくはこうであることが正しいよね?という「需要の喚起」から、その需要に対して解決策を提示していく必要があります。
私がやっている障害者活躍組織コンサルティングなんてまさにこれです。障害者の活躍という視点がまだまだないから、需要の喚起が必要なんです。だから、とても時間が掛かる。
3rdステージなんかは、普通の起業と変わらないと思います。
で、起業するにあたり、私は1stステージで起業しましたが、だからと言って、1stステージから起業しなくちゃいけないということはありません。家族がいるので安全に起業したいと言う人もいると思います。そういう人は、3rdステージからはじめても良いでしょう。
その場合は、サラリーマンをしながらしっかりと準備する必要があります。サラリーマン業をこなしながら、自分がやりたいことを明確にし、無料モニターを募集しながら、見込み客を作っていく活動を並行して行い、お金を払ってくれるという人が現れたら起業するというのが、とてもよいパターンでしょう。
ただし、知り合いの起業家にこのステージことを話をしたら、「3rdステージで起業することも大事だけど、会社に背徳感があって嫌だ」という声もありました。また、「1stステージで起業することが起業の醍醐味だ」という意見もありました。
つまり、どのステージで起業するかはその人の価値観であって、どのステージで起業するかが正解はないということです。いますぐ起業して、試行錯誤しながら、目の前のご飯を食べるために、バイトしてもいい訳(将来的に笑い話にできるかもしれない)ですし、より安全な起業の道を選択することも間違いではありません。
私の場合は、会社都合で会社を辞めたので、あまり準備する時間がなかったこともありますが、1stステージで起業したにも関わらず、すぐ上手くいくんじゃないかっていう甘い考えがあって、スゴく苦労しましたし、今もしています。
自分の起業のステージを理解していて、数年かかると言う覚悟があれば、お金の使い方や心の持ちようが違ったのではないかと考えています。
だからこそ、こういう情報があって、自分がどのステージで起業するのかを考えてから起業をすることが大事だと考えています。
第1回サラリーマンのための起業準備講座は、いかがでしたでしょうか?第2回目は、なにを書こうかな?w
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