先日、手放す経営ラボラトリーのメルマガで紹介された衰退の法則がめちゃめちゃおおもしろい。企業経営に携わるものは必見ですよ、これ。
内容は読んでいただくとして、破綻する企業の特徴をまとめると以下の通り。
・意思決定プロセスが極めて予定調和的
・PDCAの欠如
・社内調整プロセスでは、事前調整を重視し、妥協が多くなる
・自分の意見を自粛し、幹部の意向を忖度する人が出世する
・経営幹部の最大の特徴は社内政治力がとても強く経営リテラシーと実務能力が低い
私が嫌いな組織そのものです。そして、実際に私が経験してきた中でも経営状態が悪くなった組織そのものです。
んでもって、これからの特徴がサイクルとなって回っていて、この意思決定プロセスを変えるモチベーションを持たないわけです。
「この組織を変えるために偉くなる!」と言っていた人がこのプロセスに巻き込まれてしまうんですね。
それで、これらの条件は、社外環境が良いとき、景気が良いときは問題ないのでしょうが、一度悪くなると一気に破綻へ追い込んでしまう。
なんせ、予定調和的な意思決定しかできないわけですから。やはり、企業において異端児は大事ですね。
それで、これを読んでいて、この衰退する組織イメージそのものが政治の世界、官僚組織だ!と危機感が出てきました。
しかし、自浄作用が働かないんでしょうね、官僚組織や政治の世界って。
その方面には、選挙で意思表示をしつつ、自らの組織がそうならないよう痛いことを言ってくれる人々の声を真摯に受け止めていきたいです。