岩波書店 (2004/07)
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意識の変化が社会を変える
企業もNPOも
「よいアメリカ」を知る
連続エントリーですが、どうしても書きたかったけど、時間がなくて書けていなかったので、書きます。
この本は、佐藤修さん、島田くん(ブログ見れないよー。)から紹介してもらっていた本ですが、今後の企業は、利益第一ではなく、共感を呼ぶビジネスこそが必要なことだと思うが、そんなことを事例を交えながら、書いてある素晴らしい本です。
今の社会、働き方に問題視をしている人にとっては、入門となるものだと思います。それは、社会起業家的な生き方は、心の満足感を得られる働き方だと思うからです。 そして、我々消費者は、その共感を呼ぶビジネス(要は、環境にやさしいとか)であるかどうか企業を見極める賢い消費者でなくてはなりません。
そして、日本のNPOは、行政や助成金に頼るのではなく、自分で事業を展開していく必要があると思っているが、その必要性を訴え、企業にとっては、消費者に共感される事業を行なわなければならないと思っているが、それは、この本の第1章にもあたる「NPOのような企業、企業のようなNPO」に書いてある。ぜひ、NPOを運営したり、企業を経営している人は読んでほしい。
個人的には、ETIC.やCACなど知っている話が出ているので親近感を持ちながら読み進められました。(^^) 社会起業家的な考えを誰しもが持つようになるとよい社会になるような気がしています。
最後に、この本でよかったところを少し。
思考
思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい。それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい。それはいつか運命になるから。
不詳
笑うのに必要なのは17種類の筋肉。
だけど、しかめ面をするのには47の筋肉がいる。
エネルギーを大切に。
不詳
貧困について話す人たちにココロを奪われてしまうと、貧しい人々と話す時間がなくなってしまいます。飢餓の話をする人はいますが、彼らは決して私のところに来て、「マザー、ここに5ルピーあります。これで恵まれない人々のために食料を買ってください」とは言いません。しかし、彼らはとてもすばらしい飢餓に関するレクチャーをすることはできるのです。私はかつてボンベイで、とても興味深い体験をしたことがあります。ボンベイで飢餓に関する大きな会議が開かれることになっていました。私はその会議に出席するはずでしたが、途中で道に迷ってしまったのです。突然、私は食料と飢餓についての議論をしている会場にたどり着きましたが、そこで死に瀕した男性を見つけました。
私は彼を連れ出し、家につれて帰りました。
彼はそこで死にました。
飢えのために死んだのです。
なのに、会場にいる人々は15年後に食料がどれくらいあるか、これがどれぐらいあるか、そんなことを話していました。そして、男は死にました。
この違いがわかりますか?カルカッタのマザー・テレサ
ごちそうさまでした。