家を建てることになり、先日上棟を迎えました。
上棟前に職人さんたちに挨拶の依頼をされ、以下のようなことを話させてもらいました。
皆さんのヘルメットに「お客さまより、お客さまの家づくりに情熱的であろう」と書いてあります。「情熱的である」とは何でしょうか?人によっては安全に作業する、工期に間に合わせる、施工基準通りに工事するなど、まちまちかもしれません。
私が考える「情熱的である」とは、「見えないところも手を抜かないこと」です。見えないところも手を抜かないようにお願いしますと話しました。
一方で、担当営業はこのような話をしました。
矢辺さまは当社の性能にご期待いただきご契約いただきました。皆さんの匠の技をみせてください。
この挨拶、どちらが職人さんの心を奮い立たせるでしょうか。
私の挨拶は、相手を疑って悪いことをするなと言っている。営業さんの挨拶は、相手を信頼して力を最大限出してほしいと言っている。
どちらが職人さんを奮い立たせるかは明らかです。
私も職人社員を束ねる代表として、相手を信頼し職人を奮い立たせる言葉を使わないといけないと反省しました。人生日々勉強です。