便利の裏に潜むもの

さっき、4chでトラック事業者についてのテレビをやっていた。何でかわかんないけど、見入ってしまった。
トラック業界の規制緩和が進み、
1.トラック業界に簡単に参入することが可能になった。
2.トラック業界に価格変化が起こり、トラック業界が価格競争に入った。
3.価格競争に入ることにより、無理な運転などが増えて、事故が多くなった。
4.2.の結果、消費者に商品が届くのが安くなった。
なんてことを言っていたテレビであった。また、トラック事故の被害者なども出てきた。


トラック業界に規制緩和が進むことによって、我々消費者は、商品の価格が安くなるなど様々な享受を受けることが可能になった。ものには困らなくなったし、スーパーに行けば何でも売っている。
しかし、一方で悲惨なトラック事故や一方的な価格競争が行なわれているのである。我々は、目の前の商品からその商品がどのような経緯を経て、自分の手元にあるのか、もっと考えた方がいいと思う。そして、その商品の裏に隠された社会の歪みや痛みにも気付かなくてはならない。
そういえば、このテレビを見ていて、「地産地消」という言葉を思い出した。「地産地消」とは、地域で生産したものを地域で消費するという考え方です。
その考え方であれば、トラック業界は衰退するかもしれないが、悲惨な交通事故は起こらないだろう。地域で生産したものを地域で消費するということは、商品に困ることもあるかもしれない。しかし、安全に勝るものはない。地域コミュニティの活性化も行なわれるだろう。
我々は、便利の裏に隠された危険にもっと敏感になるべきだ。
そして、人間は便利になればなるほど、失うものも増えてくるのかもしれない。

“便利の裏に潜むもの” への4件の返信

  1. 俺も見ていた。
    事故は、なくすことはできなくとも注意するだけでかなり減ると思う。
    でも運送業界も大変なので、やっぱBlogに書いてたように「地産地消」いいと思う。
    でも、国民のニーズが徐々に高くなってきては果たしてできるのかなあ?とも思う。
    ニーズが高くなってスーパーなどは普通では売れなくなった。
    各社差別化のため、いろいろな地域から集めているわけだし。
    国民や企業、政府つまり社会の問題だよね。
    関係ないと思うのではなくて、こうやってBlogとかかくなり、みんな一人一人が考えていくものでないかなあ?と思った。(トラック事故だけではないけど。)

  2. コメントありがとう。
    そうすると、スーパー自体がいらないのかもしれないね。
    地域に生まれ、地域で育ち、地域で死ぬ。
    そんな時代へ戻れ!との警告かもしれません。

  3.  7月18日のNHKで「トラック・列島3万キロ」と言う番組が、ありました。
    今や、物流の9割がトラック輸送だそうです。
    「大都市」へ向けての「産地直送」の為に、それが故、「時間指定」を求められる。
    しかし、行政指導の中で、時速90kを越えて走ると「安全」と言う名目で処分が待っている。
    「延着」すれば、買い手からペナルティを取られる。
    ドライバー達は、そう言う狭間で葛藤し、睡眠時間を削る。トイレに寄る時間も「惜しい」為「簡易トイレ」で車中で、用を足す。
       ★戦後の成金日本の 『消費者“エゴ”』★
    これは、『人の“こころ”』の、深い所にある、最も大切な、“もの”と、「効率追求」とを、交換している現代社会の象徴に思えて為らなかった。
    そういう意味では、「やべさん」のお話の通りだと思います。

  4. 管理人さんへ、昨晩コメントしたNEmoto Kenjiです。慣れない者で、22:30を、「削除」お願いします。スイマセン。

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