障害者雇用のニュース共有と今後の展望について

私は前職は民間企業にて障害者雇用に携わっていましたが、今年5月に入り、立て続けに今後の障害者雇用において、変化が起こるであろう重要ニュースが出てきました。

■1つ目

平成24年5月15日
ハローワークを通じた障害者の就職件数、約6万件となり、過去最高
○いずれも全ての障害種別で増加しており、特に精神障害者の件数が大きく伸びている。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000029xr4.html

■2つ目

平成24年5月17日
障害者の雇用率 2%に引き上げへ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120517/k10015182441000.html

私が営業をしていた約2年前は精神障害者手帳を持っている人を採用するという声はほとんどなかったのですが、この数日のニュースで状況が変わってきた印象を受けていました。

本日たまたま前職の同僚と飲む予定があり、

・なぜ精神障害のある方の就職が増えたのか?

そして、

・雇用率が2%になることで障害者雇用がどう変わるのか?

を聞いてきましたので、私の見解を踏まえて、共有させていただきます。参考になれば幸いです。また何かご質問があればお気軽にご連絡下さい。

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私の夢 − 障害者が”いない”社会を作る

 会社のブログに書いた記事をこちらにも転記します。

 こんにちは。よりよく生きるプロジェクトの矢辺です。

 突然ですが、今日は、この1年活動してきて見えてきた私の夢をお伝えします。

 タイトルで、障害者が”いない”と書きましたが、”いない”というのは、排除するとか、存在させないということではありません。どう表現していいかわかりませんが、”感じない”という感じでしょうか。

 長くなりますがお話します。

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2011年度の障害者雇用率未達成の企業名が公表されました

 今年もやってまいりました障害者雇用率未達成企業の社名公表。3月30日に発表(今年は早い)がありましたので、お知らせします。

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1 平成22年3月に企業名を公表した企業で、依然として改善が見られず、今回、再公表となった企業 :

 株式会社RAJA
 (本社:東京都中央区、代表者 藤田 桂子、美容業)

2 平成23年度特別指導対象企業のうち、改善が見られず企業名を公表することになった企業 :

 スカイマーク株式会社
  (本社:東京都大田区、代表者 西久保 愼一、航空運輸業)
 株式会社ホスピタリティ
  (本社:東京都中野区、代表者 森谷 博、サービス業)

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起業家のタイプから今年学んだこと – 皆さん、良いお年を!

 今年も年の瀬になりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。私自身、今年は会社を辞め、失業者になりハローワークに通い、会社を作るなど、かつてない変化の年になりました。

 自分の理想の人生に向かっていることにワクワクしながらも、時には先のお金について不安になるなど、感情面でもなかなか振れ幅の大きな年でした。

 その中でも、自分が起業したからか周りの友達、知人に起業した人が多く集まりました。彼らと話をしていると、起業するにあたり、考え方のパターンがあることに気付きました。

 今年1年の振り返り兼ねて、気付いた起業のパターンと私の学び、来年の抱負をちょっと書いてみたいと思います。

 私が気付いた起業のパターンとは、目の前のお客さんに貢献しようとするタイプ、もう一つは、理想の社会を実現しようとするタイプでした。

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厚生労働省 平成23年6月1日現在の障害者雇用状況の集計結果から考えたいこと

 11月25日に平成23年6月1日現在の障害者雇用状況が発表になりましたので、共有いたします。去年の結果はこちらです。

 厚生労働省:平成23年 障害者雇用状況の集計結果 (平成23年6月1日現在)
 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001vuj6.html

 ポイントは、
 ・企業における雇用障害者数は、36万6,199人と過去最高
 ・実雇用率1.65%で、去年と比べると0.03%ダウン
 ・法定雇用率達成企業の割合は45.3%で、昨年の47.0%から1.7%ダウン
 だそうです。

 ちなみに、雇用数が増えているのに実雇用率や達成企業の割合がダウンしているのは、集計方法が変わったこと(短時間労働者の雇用率算定、除外率の引き下げ)により、企業が採用している社員数が増えたことによるものです。

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