組織の閉塞感をぶち破る方法

 今回書くことは、組織の閉塞感をぶち破る方法についてだ。

 これを書こうと思ったのは、最近たまたま見つけたり、聞いたりした全く関連のなさそうな2つのことが、実は組織の閉塞感に密接に関わっていることに気がついたからだ。

 その全く関連のなさそうなことの1つは、「閉塞感を破るための組織論」に関する2つの記事。2つ目は、同僚から教えてもらった「オバマのような演説を日本人が出来ない理由」だ。

 1つ目のことから書いていこう。Twitterでもつぶやいたのだが、最近は仕事をする中で、下記のようなことを考えている。

会社を経営するとは、お金が安定的に入ることにより醸成される社員の安定志向と、チャレンジングな気持ちを持ち続けることとのせめぎあいなのではないか。

 なぜ、そう思ったかと言うと、組織とは、何もせずにほって置くと、社員は自分の目の前のことだけを考えるようになる。そして、他の事業部、他のチーム、他の社員に関心を持たなくなる。それにより、お客様へ本当に必要なサービスを考え続けられなくなるのではないか、ということを感じたからだ。

 そんなことを考えていると、たまたま2つの記事を見つけた。1つ目の記事は、コーチA「優秀と言われる組織が、過った方向へ進むとき」。2つ目の記事は、「経営教育の未来 研修現場からの可能性を探る」(2009.10.28)第3回:環境適応は罪だ。

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厚生労働省、平成21年6月1日の雇用率1.63%と発表 – 印象と今後の進展について

 厚生労働省から、今年6月1日時点の障害者雇用率が発表された。雇用率は、1.63%と去年の1.59%と、全体的には0.04%の雇用率がアップした。雇用率はアップとは別に、私は、今回の報道発表資料を詳しく見ると障害者雇用を通じて、日本の雇用情勢とは別の印象を受ける。今回の報道資料(PDFが立ち上がります)からみえる、私が受けた印象と今後の展望を書いていきたい。

 私が受けた印象とは、大手企業は、まだ採用余力、地力があるのに、雇用を絞っている点。そして、今後の雇用率の進展は、この状況を考えると、来年以降の雇用率は大きく変わらないのではないか、と考えている。

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障害者雇用の未来を変える会(勝手に命名)が発足しました

 昨日は、会社を早々に退社し、雨の銀座へ。理由は、この業界で初めての会合が開かれるからだ。その会合とは、障害者雇用の未来を変える会(勝手に命名)だ。

 その会合には、障害者採用を支援する民間企業の代表や大手メーカーの採用担当やコンサルタントなど男だけの11名(そのうち3名は障害者手帳を持っている)が参加した。

 そして、会場は6名掛けの席に11人座るという密着具合。(それは会場を手配した私のミス。反省。)そんな密着具合で、お互いの自己紹介で2時間が経過するという過酷な状況ではあったが、お互いが障害者雇用における思いを熱く語った。

 私は、このようなことをお話させていただいた。

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鳩山首相の所信表明演説はもっと評価されていいと思う理由

 こちらもTwitterでつぶやいたのだが、鳩山首相の所信表明演説はもっと評価されていいと思っている。今回は具体的にどのようなところがそう思うのか書いていきたい。

 個人的には、日本理化学工業社のお話がでたこと自体が奇跡だと思っているのだが、そこよりも私が感心したのは、以下の点だ。

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【感想】「沈まぬ太陽」(ネタバレなし)

 Twitterでは、かなり書いているのですが、映画「沈まぬ太陽」を先週末に見てきました。結論から言うと、全日本人に見てほしいと思う映画だった。

 渡辺謙が自ら恩地の役を射止めるために、山崎豊子に直接アプローチしたとのこと。そして、公開初日には映画の公開に対して、号泣。そして、私は映画の最中に3回号泣。「魂が、震える」というキャッチコピーも伊達じゃない。今は「魂が、震える」という言葉を見るだけで、感極まってしまう。

 ただただ、恩地(主人公)の信念を曲げない姿に感動し、今この映画がこのタイミングで放送されることに運命を感じる。3時間22分(途中10分休憩)と数多く上映できない映画だからこそ、多くの人に見てほしい。

 今回は、恩地の信念を曲げない姿と、今この映画がこのタイミングで放送される運命について書いていきたい。

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